やっぱり気が抜けない、イタリア国鉄 |
つい先日、「万博会場へは、ヴェネツィアから直行もありますよ」と宣伝したばかりだが、ご利用の際には十分ご注意を、と追記せざるを得ない。
数日前に、Rho Fiera Milano 2015 駅から20:11発のヴェネツィア行きの電車を待っていたときのこと。
行き先案内の電光掲示板で、該当のホームが「6」と表示されたので、5分ほど前からそこで待っていた。経験上、10分以上前だと、ホームがいつの間にか変更になることもよくあるので、あまり信用できない。ホーム下の階段でスタンばりつつ、ぎりぎりまで待つ習慣がついている。
全体の表示板で、ほかの電車が軒並み「遅れ」の表示が出ており、嫌な予感がした。ヴェネツィア行きだけぽっかりと、定刻(というか遅れの表示が出ていない)のはおかしいと思いつつ、たまにはそういう不幸中の幸いもあるだろう、と思うようにしていた。
ところが、肝心のホームの掲示板には一向に行き先が表示されず、20:11に。やれやれ、どうせまた遅れているのだろうとがっくりしていたところに、そのホームに「20:20発ボローニャ行き」の表示が点灯した。全体のリストでは、ヴェネツィア行きは20:11発、遅れなし、6番線、の表示のまま。
・・・おいおい。あわてて駅員に確認に行ってくれた人によると、ヴェネツィア行きも6番線に来る、という。ヴェネツィア行きと、ボローニャ行きと、ミラノ中央駅までは同じだが、その後は路線からして違う。どっちが先に来るかというと、ボローニャが先に来るらしい。
で、いつの間にかひょっこりと、ヴェネツィア行きに5分遅れ、と表示が出た。いや、20:20 発に抜かされている時点で、最低でも10分遅れだと思うのだが・・・彼らはひょっとして、計算ができないんじゃないか?と疑うことがしばしばあるが、この時もまさにそう。
ついでにいうと、このボローニャ行きは、アナウンスでは「フレッチャ・ロッサ」(国鉄の特急)と案内されていたが、来たのは新鉄道イタロだった。・・・いや、これについては最近あまり気にしていなかったが、ひょっとして既に国鉄に吸収されたのかも???(未確認です、要注意)
そのボローニャ行きが、ほぼ定刻で出たあとも、「5分遅れ」の表示をし続けるヴェネツィア行き。イタリア国鉄、いつも思うのだが、どうして予定時刻を過ぎるまで「遅れ」を表示できないのだろう?来てないことは、ずっと前に明らかなはずなのに・・・。
暑さと疲れで、イライラもマックスに達したころ、これまたしれっと、15分遅れ、と表示が変更になった。・・・もう15分もとっくに過ぎているんですけど。
ようやく、ようやく、やってきた列車は、ガラガラな上に冷凍庫並みの冷房。この電力を、定刻に走る方に回せないものだろうか・・・。
5 lug 2015