イタリアワイン試飲会 Borsa Vini |
イタリア大使館貿易促進部主催のイタリアワイン試飲会「Borsa Vini(ボルサ・ヴィーニ)」、ご案内をいただいた。
イタリアでは、国内最大のワイン見本市ヴィニータリー(Vinitaly)のほか、主に近隣のワイナリーが集まる地元祭りみたいなものなど、いくつか見学、いや飲み歩きしたことがあるけれど、日本では全く初めて。
出展はイタリア全国から38社。ただし、全20州ではなく州により入っていないところもあれば、複数入っているところも。いずれもまだまだ日本には入っておらず、だから積極売り込み中のワインばかり、展示側も試飲側も真剣勝負の中、ひやかし隊で申し訳ない・・・。
ぶどうの種類に土壌、年、気候、熟成あるいは歴史・・・と、言うまでもなくとっても奥の深いワイン、個人的には好きか、あまりそうでもないかのどちらかのみの全くの素人。そんな私が気になるのは、その地ならではの土着品種・貴重品種あるいは、自然派や無添加のワインなど。かつては、それが必ずしもおいしいワインとは言い切れないのが難しいところだったのだが、年々技術も上がっているのだろう、また、今回こうして出展しているものは、さすがにどれも洗練されていてバランスもよく、満足度の高いワインばかりだった。
たとえば、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のVenchiarezza(ヴェンキアレッツァ)は、出展10種すべてがオーガニック認証を受けている。その中で、スキオペッティーノという赤は香りよく、ぱっと明るい、飲みやすいワインだった。
また、シチリアのCantine Gulino(カンティーネ・グリーノ)というワイナリーのアルヴァネッロというぶどうの白、可憐な甘い香りながら口当たりは爽やかで飲みやすく。こちらは赤、デザートワインもすべて、エレガントで洗練されたおしゃれな味だった。
お料理もお酒も、その土地でいただくのがまずは何よりだと思う。だけどやはり、イタリア各地の、いろいろなおいしいワインが日本でも気軽に飲めたら、それはそれで嬉しい。今日のワインたちが、日本でも味わえるようになることを願っている。
Borsa Vini 11/8 Tokyo
8 nov 2017