「美濃のラーメンどんぶり展」、銀座松屋 |
最近の若い人(と書くと既に猛烈におばさんぽいけど、ここではあえて)はどうか知らないけれど、もともと日本のデパート大好きな私にとって、同じデパートでも、ちょっとデザイン的にすてきなものを見に行く(「買いに行く」でないとこが悲しい)のは銀座松屋。
そうやってとりあえず吸い寄せられるように向かった7階デザインギャラリーで、とってもすてきな企画展が行なわれていた。
「美濃のラーメンどんぶり展」、出入り口にはちゃんと暖簾がかかって、一瞬ほんとにそこにラーメン屋のカウンターがあるのかと勘違いしてしまう。
中は、おしゃれなラーメンどんぶりがずらり。ほんもののラーメンが入っていないのはちと残念だけど、日本を代表するデザイナー、アーチスト25名によるどんぶり&レンゲは、ぜひともラーメンを実際に入れて食べてみたいもの、見るだけでごちそうさま、なもの・・・とさすがにそれぞれ個性的。
2010年にヴェネツィア建築ビエンナーレで金獅子賞を得た建築家・石上純也さん。
その翌年、ビエンナーレ美術展で日本館を飾った束芋さんの「らしい」どんぶり。
もともとは中華料理のはずが、もはや完全に日本の食と化した「ラーメン」。年間いったい何食消費されているのか、その器が、日本を代表する陶磁器の里、美濃で90%も生産されているって、知ってました!?
さすがニッポン、さすが松屋の楽しい企画展。
美濃のラーメンどんぶり展
銀座松屋7階
1月26日まで
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20141227_donburi_7d1953.html
12 gen 2015