続・第36回国際ジェラテリア、パスティチェリア・・・などなど見本市 |
イタリアの自他ともに認める強みがジェラート(gelato、アイスクリーム)だとすると、それ以外のお菓子はどちらかというと、イタリアでは比較的地味な焼き菓子が多く、見た目の華やかさや種類の多さなどはお隣フランスに大きく水をあけられていると言えるだろう。
同見本市は、ジェラテリア(gelateria, ジェラート屋)のほか、パスティッチェリア(pasticceria, 焼き菓子屋)、チョコレート、パン、パスタ(粉もの)&ピッツァ、そしてカフェ部門を掲げているのだが、マシンやショーケースもさることながら、なんといっても味見がよりどりみどりなジェラート部門と比較して、パスティッチェリア、チョコーレト部門は、業務用の道具や機械の展示が主で、試食が案外少なかった。
家に1台欲しい・・・チョコレートの蛇口。
うわああああっ・・・
一方、ひときわの熱気とともに、かぐわしき香りが充満していたのが、パン〜ピッツァ部門。テレフォン・ショッピングさながらに業務用オーブンを見せるブースから粉メーカーのブースまで、朝食用の甘いクロワッサンから全粒粉の丸パンまで、次々焼き上げては試食させていた。
そしてピッツァといえばもちろん欠かせない、曲芸ピッツァ職人!
ピッツァ用の窯だって大小もろもろ、よりどりみどり。
イタリアではふつう、ピッツァにはワインを合わせずにビールを飲むのだが、これまたピッツァの合間にちゃっかりビールの試飲ブースがあったり、となかなか気が利いている。
もう1つイタリア自慢の飲食関係といえば、カフェ。
カフェ・マシンも車も、イタリア語では「マッキナ(macchina)」と言うけれど、最近は業務用のマシンも車を意識したようなデザインものが続々。マシンから焙煎メーカーまで、大手の大型ブースがひしめく中、町中のおしゃれカフェのようなブースにほっとしたり。
パンやピッツァにジェラート、そしてカフェでしめて試食もこれにて終了!?
36° Salone Internazionale gelateria pasticceria e panificazione artigianali
SIGEP
www.sigep.it
20 gen 2015