第56回ビエンナーレ・13~ジャルディーニ会場、橋の向こう |
多種多様な民族のるつぼ、ブラジルは本能的に人を惹きつけるのが得意なのだろうか?
ミラノ万博でも、巨大な枠に網を張ったアスレチック風パビリオンで、なにはともあれ子供どころか大人も夢中にさせたブラジル、そういえばこのビエンナーレの会場も、ついつい気になる仕組みでなかなか魅力的だった。
Brasile
So much that it doesn't fit here
Antonio Manuel, André Komatsu, Berna Reale
Commissario: Luis Terepins.
Curatore: Luiz Camillo Osorio.
Curatore Aggiunto: Cauê Alves.
そういえば同じく万博とシンクロしていたのは、ほとんど無の展示に緑を効果的に使ったオーストリア。万博とビエンナーレと、おそらくどこも皆、担当するディレクターやアーチストは全く別だと想像するが、お国柄、というのがやはりあるのだろう。
Austria
Heimo Zobernig
Commissario: Yilmaz Dziewior.
Curatore: Yilmaz Dziewior.
万博は不参加だったエジプト、ここ数年のビエンナーレでは「伝統」を全面に押し出した展示が定番だったが、今年は・・・うううーん、微妙・・・。
EGITTO
CAN YOU SEE?
Ahmed Abdel Fatah, Gamal Elkheshen, Maher Dawoud
Commissario: Hany Al Ashkar.
Curatore: Ministry of Culture.
そして、この数年、受賞の多かったポーランドは、今年は映像作品。
POLONIA
Halka/Haiti. 18°48’05”N 72°23’01”W
C.T. Jasper, Joanna Malinowska
Commissario: Hanna Wróblewska.
Commissario Aggiunto: Joanna Waśko.
Curatore: Magdalena Moskalewicz.
エジプト同様、比較的、民族的なもの、伝統的なものを生かしたアートを見せることの多かったルーマニアは今回は絵画作品だった。
Romania
Adrian Ghenie: Darwin’s Room
Adrian Ghenie
Commissario: Monica Morariu.
Commissario Aggiunto: Alexandru Damian.
Curatore: Mihai Pop.
最後はお祭り騒ぎで無事閉幕となったミラノ万博を終えてヴェネツィアに戻り、写真の整理など始めてみると、今年のビエンナーレの紹介も、まだ全く終わっていなかったことに気がついた。
もはや記憶も、かすみつつある中、せめて写真だけでもアップしておこうと思う。
La Biennale di Venezia
56. Exposizione Internazionale d’Arte
All the World’s Futures
9 mag - 22 nov 2015
3 nov 2015