まだまだ続く、レッジョ・エミリア博物館 探索記 |
「モザイクのアトリウム」と名付けられた入り口でいきなり目を奪われてしまう、レッジョ・エミリアの市立博物館は、正確には名称が博物館群(musei civici)と複数になっているように、この建物の中に、先史時代から近代まで、考古学から自然史、人類学、歴史に美術と多岐にわたるものたちが展示されており、まさにこれぞ「博物」館といった様相を呈している。
なので、こんなものたちや・・・
こんなものたちのお出迎えあり・・・
かと思うと、石碑展示室がそのまんまカフェになっていたり・・・
迷路のような複合博物館の中には「中世」の部屋もあって、フレスコ画や金細工などのほか、あの入り口に収めきれなかったのであろう、床モザイクもいくつか、見ることができる。
1番、バッター、ギョロ目くん・・・みたいなこの絵、いったい何を表していたのだろう?その上には、テニス・・・ではないだろう、クロケットか何かのようなラケットらしきものを持つ人も。
ここで追記しておきたいのは、アントニオ・フォンタネージのこと。明治の日本に「お雇い外国人」として招聘されたフォンタネージは、このレッジョ・エミリアの出身だった。
博物館の中に、彼の名を冠した展示室があり、近代の地元の美術アカデミーの教師らの作品のほか、フォンタネージの描いた「日本の寺への入り口」と題した作品も見ることができる。
レッジョ・エミリア市立博物館
Musei Civici Reggio Emilia
23 apr 2018