古代ローマのネックレスからココ・シャネルまで、旅するヴェネチアン・ビーズ展@町田 |
いやー、まずはともかく、その膨大かつ緻密なコレクションに圧倒された。ヴェネツィアンガラスの研究家で、コレクターとしても知られる小瀧千佐子さんだが、まさかここまで数多く、個人で所有されているとは!120点を超える展示品の、ごくごく一部をのぞきそのほとんどが小瀧さんご本人の所蔵だというのだから。しかも、1点1点それぞれの、質と保存状態のよさにさらに驚く。
古くは紀元前のリーマ、イラン、フェニキアのビーズ・ネックレスから、貴重な16世紀のヴェネツィアの「ロゼッタ」、圧倒的多数をほこる19-20世紀のネックレス、そして案外知られていない「人造パール」、宝石を使わない「コスチューム・ジュエリー」まで、美しいアクセサリーの数々にため息が出る。
たかがアクセサリー、小さなガラスの粒、と甘く見るなかれ。
個々のデザインはそれぞれ、ヴェネツィアのガラスの技法の歴史そのものであり、ビーズのために発達した技術も数多くある。
撮影OKなのもありがたい。うれしくてつい、カタログ作るのか?ってくらいたくさん写真を撮ってしまった。この連休で最後、5月6日まで。
小瀧千佐子コレクション 旅するヴェネチアン・ビーズ
町田市立博物館
2018年3月10日~5月6日
https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/museum/beads.html
2 mag 2018
今まで、日本では、カタログや、ビーズに関する本は、入手できないと思ってたのに、
カタログまで購入できて、本当にラッキーでした。
個人でこんなに収集されてたかたが日本にいるとは、驚きです。
情報ありがとうございました。
展覧会カタログもすばらしく、人気だったようですね。私が行ったときにもカタログを手にされている方が結構いらっしゃいました。